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一般社団法人 日本体験教育研究所とは
中央教育審議会教育課程部会「審議経過報告」では,教育内容の改善の方向として「言葉や体験などの学習や生活の基盤づくりの重視」を挙げ,「体験は,体を育て,心を育てる源である」とも述べています。日本体験教育研究所では、「体験学習法」という学習スタイルを取り入れ、学習者にとっての「気づき」を基に、将来を担う子どもたちの「生きる力」と、「社会人基礎力」を培う教育プログラムを開発・提供することを目的に設立されました。
2010年に独立行政法人 国立青少年教育振興機構が以下のような調査結果を発表しています。
引用:【子どもの体験活動の実態に関する調査研究 〜子どもの頃の体験は、その後の人生に影響する〜】報告書[概要]
結果1 子どもの頃の体験が豊富な大人ほど、やる気や生きがいを持っている人が多い
結果2 子どもの頃の体験が豊富な大人ほど、「丁寧な言葉を使うことができる」といった、日本文化としての作法・教養が高い
結果3 小学校低学年までは友達や動植物とのかかわり、小学校高学年から中学生までは地域や家族とのかかわりが大切。
結果4 世代が若くなるほど、子どもの頃の自然体験や友だちとの遊びが減ってきている
※参照元:http://www.niye.go.jp/kanri/upload/editor/62/File/10taiken-gaiyou.pdf
社会人基礎力とは
「社会人基礎力」とは、「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力(12の能力要素)から構成されており、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、経済産業省が2006年に提唱しました。
「人生100年時代」や「第四次産業革命」の下で、2006年に発表した「社会人基礎力」はむしろその重要性を増しており、有効ですが、「人生100年時代」ならではの切り口・視点が必要となっていました。
こうした状況を踏まえ、平成29年度に開催した「我が国産業における人材力強化に向けた研究会」において、これまで以上に長くなる個人の企業・組織・社会との関わりの中で、ライフステージの各段階で活躍し続けるために求められる力を「人生100年時代の社会人基礎力」と新たに定義しました。社会人基礎力の3つの能力/12の能力要素を内容としつつ、能力を発揮するにあたって、自己を認識してリフレクション(振り返り)しながら、目的、学び、統合のバランスを図ることが、自らキャリアを切りひらいていく上で必要と位置づけられます。